「袈裟の種類」「袈裟にいわく、三衣がある。五条衣と、七条衣と、九条衣などである。すぐれた比丘は、ただこの三衣をもち、余衣をくわえない。ただ三衣をもって、身に供すること足れりとなす。作務を営み、大小の往き来には、五条衣を着する。もろもろの善事と集会には、七条衣を着する。人々を教化し、人々をして仏法を敬信せしめるには、九条等の大衣を着するがよい。また室内にある時には五条衣を着し、僧衆のなかに入る時には七条衣を着する。もし王宮、聚楽に入ろうとする時には、大衣を着するがよい。また、気候やわらぎ温暖にる時節には五条衣を着し、寒冷の時には七条衣を加え着する。寒気のさらに厳しい時には、さらに加うるに大衣をもってする。」(道元:正法眼蔵・袈裟功徳)
原文「袈裟言有三衣。五条衣・七条衣、九条衣等大衣也。上行之流、唯受此三衣。不畜余衣唯